来年以降の竹の子の品質を決めるポイントといっても過言ではありません。
ただ単に生えてきた竹の子を親竹にしている訳ではなかったです。
まず、杉井さんの竹やぶに生えている竹は、3年目までの若い竹のみです。
生えた年を竹に書いておき、3年経った竹は切り倒しています(毎年11月)
そのように整備した竹やぶのイメージはこんな感じになっています。
竹の根は地表付近を浅く這っています。

親竹は、竹の子を切らずに育てれば親竹になるのですが、何でもかんでも親竹にするのではありません。
杉井さんの竹やぶでは、親竹にするのは1年目の根から出てきている竹の子だけを選んでいます。
3年目の竹から出てくる親竹より、1年目の竹から出てくる親竹の方がしっかりしていて、元気です。
また、3年目の竹は、今年の秋には切り倒してしまうため、朽ちていく竹に繋がっているより成長中の竹に繋がっている方が元気な気がしますね。

そんな感じで決められた親竹はこんな感じです。
大体100本程度の親竹を立てるそうです。
何年もトライ&エラーを繰り返してたどり着いた、美味しい竹の子を取るための知恵が詰まっていました。
もっともっと、杉井さんが積み上げてきた知恵や経験を、載せていきたいと思います。
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